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■ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』三浦涼介さん《インタビュー》

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ミュージカル
フィストオブノーススター
~北斗の拳~

はじめにINTRODUCTION

“ミュージカル”誌<2021年ミュージカル・ベストテン>総合第4位に輝いた話題作

フランク・ワイルドホーンによるダイナミックな音楽と、演出 石丸さち子、脚本・作詞 高橋亜子がタッグを組んだ緻密な構成演出によって新感覚のエンターテインメント作品に昇華されたミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』には昨年の初演時には観劇後の原作ファンやミュージカルファンから驚きの声とともに多くの称賛の声が寄せられた。 “ミュージカル”誌<2021年ミュージカル・ベストテン>において総合第4位にランクイン、オリジナルミュージカルとしては第1位に輝く快挙を遂げた本作が、ブラッシュアップされて帰って来る。

漫画「北斗の拳」とは?

週刊少年ジャンプに1983年〜1988年まで、原作・武論尊、漫画・原哲夫により連載された作品。
最終戦争により文明社会が失われ、暴力が支配する世界となった世紀末を舞台に、北斗神拳の伝承者・ケンシロウが、愛と哀しみを背負い救世主として成長していく姿が描かれており、連載開始から35年以上たった今でも多くの読者に愛されている。
原作漫画の累計発行部数は1億部を突破しておりTVアニメや劇場版アニメ、脇役たちをフィーチャーした外伝が作られるなど人気は高く、社会現象にまでなった作品。2023年9月13日に40周年を迎える。

ストーリーSTORY

愛が、伝説になる。

二千年の歴史を誇る北斗神拳の修行に励んでいたケンシロウ(大貫勇輔)トキ(小西遼生)ラオウ(福井晶一/永井 大)の三兄弟。南斗の里から来たユリア(平原綾香/May’n)、そのお付きのトウ(AKANE LIV)とともに成長していく三兄弟の中から師父リュウケン(宮川 浩)は末弟のケンシロウを次の伝承者に選んだ。折しも世界を覆う核戦争によって文明社会は崩壊し、人々は弱肉強食の時代を生きることとなった。ケンシロウはユリアとの愛を育み共に荒廃した世界を生きていこうとした日、南斗のシン(植原卓也/上田堪大)にユリアを強奪され、胸に七つの傷を刻まれる。絶望の中放浪の旅に出たケンシロウは、たどり着いた村で出会った二人の孤児バット(渡邉 蒼)リン(山﨑玲奈/桑原愛佳)と共に旅を続ける。一方ラオウは世紀末覇者・拳王を名乗り、世界を恐怖で支配しようとしていた。ケンシロウは女戦士マミヤ(清水美依紗)が治める村の用心棒レイ(三浦涼介)と共にラオウによって牢獄カサンドラに囚われたトキを救出するが、その後ユリアが失意の中でシンの居城から身を投げたことをラオウから知らされる。ケンシロウはラオウとの闘いの末に壮絶な最期を遂げたジュウザ(伊礼彼方/上川一哉)をはじめとする愛すべき仲間や強敵(とも)たちの哀しみを胸に、世界に光を取り戻すべく救世主として立ち上がるのだった。

三浦涼介さん
インタビューINTERVIEW

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2021年に初演されたミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター ~北斗の拳~』が早くも再演されます。あの『北斗の拳』をミュージカルに!? と原作ファンもミュージカルファンも驚かせ、しかも実際に上演されると非常に評判が良く、雑誌『ミュージカル』の<2021年ミュージカル・ベストテン>総合第4位にランクインする評価も得た作品です。三浦さんは再演からの参加ですが、初演はご覧になっていますか。

はい、運よく拝見できました。その時はまだ自分が関わることになるとは思ってもいなかったのですが、過去にご一緒したことのある石丸さち子さんの演出だということと(ミュージカル『マタ・ハリ』、’21年)、キャストにも知っている俳優さんが多かったので、気になっていたんです。実は僕、知り合いの役者が出ている作品って、あえて観ないことも多いんです。普段の顔を知っている分照れくさかったり、プライベートの顔が頭をよぎって集中できなかったりしますので。でも『フィスト・オブ・ノーススター』は没頭して観たし、すごく感動した。皆さんのお芝居にも歌唱力にもですが、何といっても全身を使ったアクションに心を揺さぶられました。とんでもない努力を重ね、お稽古をしてきたんだと思う。そして一公演一公演に命をかけていることがすごく伝わってきて、そこに感動しました。本当に素晴らしかったです。

たしかに、とてもエネルギーを感じる舞台でした。

原作ありきのものを、映像ではなく舞台化するってすごく難しいと思うんです。映像では見せられることも舞台ではできなかったりする。そういう難しいところにスタッフもキャストも挑戦していました。この作品は、キャラクターたちが対面で、生で、アクションをしていた。もちろん映像で様々な効果を使って表現する素晴らしさもありますが、『フィスト・オブ・ノーススター』は目の前で起こっているリアリティが、感動を生んでいたと思います。

ちなみにこの非常に有名な原作、三浦さんは子どもの頃に触れていますか?

漫画をアタマから最後まできちんと読んでいるようなファンではありませんが、小さい頃から『北斗の拳』という漫画は有名でしたし、“近くにあった”印象です。原作というよりアニメやゲームとかで少しずつ触れていて知っていた、という感じ。今回、自分が出演することをきっかけに、改めて作品の大元やその歴史に踏み出せるなと、ワクワクしています。

私も、原作は読んではいないけれど、キャラクター名や絵柄や印象的なフレーズは知っていた……という人間です。読んでいない人にもそれだけ浸透している『北斗の拳』ってすごいなと改めて思うと同時に、このミュージカルでストーリーを知り、想像以上にシリアスな話なんだなと思いました。

それは僕も感じました。人間模様がとても深く描かれている。何より、“生き死に”を描きながらも、そのことよりもそこにある“愛”や“義”にフォーカスを当てているところが良いですよね。相手に対しての義、自分の生き方に対しての義……。“人間的感覚”を大切にした物語です。

そんな印象的だった作品の再演に、出演オファーがあった時はどう思いましたか?

「えっ、大丈夫?」と思いました(笑)。やると知って観に行っていたらまた感覚も違ったかもしれませんが、完全に観る側として観劇し、そのエネルギーに圧倒された作品でしたので。「あれをやれるのか?」という思いはありましたね。ただ、やると決まったら「大変そうだな」という思いから作品に入っていくのは自分にとっても作品にとっても良くありませんので、楽しみなところを考えました。それはやはり演出の石丸さんや、良く知っている共演者の皆さんの存在、それから、なかなか東京以外の場所での公演にハードルが高くなってしまっているこのご時世で、今回は福岡公演があるということ。作品自体への興味の上に、そういった楽しみを重ね、自分を奮い立たせました(笑)。

「あれをやれるのか?」というのは、体力的に……でしょうか?

今回はアクションを例に挙げましたが、実はこの作品に限らず、どのお仕事でも最初は「自分にできるのかな」という思いを抱きます。やっぱり僕の年代の、僕のような役者は山ほどいますから。“替わりはいくらでもいる”というのは、常に不安要素なんです。その上で「僕がやるからにはどうしたらいいのか」「どうしたら自分が楽しめるか」という不安は付きまといます。

とても意外です。三浦さんの個性は唯一無二ですし、我が道を進んでいるイメージです。

個性的と言われることもあるのですが、僕自身が個性的な俳優になりたいと思って生きてきたところではないところでの評価だったりするので……。僕は役者として役に対して真摯に向き合いたいと思っていますが、だからこそなのか、客観的に自分自身を見ることがなかなかできないんですよ。たまに本当に役にのめり込みすぎて、自分を見失ってしまうこともありますので、観た方が個性的だと思ってくださるのは僕じゃなくてその役柄かもしれない。僕自身はビビリだし、この仕事を何年やっていても「どうしよう、どうしよう」と常に悩んでいる。確かに「緊張しなさそう」とか、何なら「怖そう」と言われることも多いのですが(笑)、僕はどの作品でも、どの役者さんより一番緊張している自信があるくらいの緊張しいです。それでもこの仕事をやめられないのは、それはやっぱりお客様を前に生でパフォーマンスできる感動、そして素晴らしいキャストやスタッフとの出会いがあるから。それに尽きるんだなと思います。

三浦さんの俳優という仕事との向き合い方も垣間見れた気がします。せっかくですのでもう少し三浦さんのお仕事のスタンスをお伺いできれば。『フィスト・オブ・ノーススター』のお稽古はまだ先だと思いますが、今回に限らず、三浦さんは役というものをどのようなところから作っていくのですか? 俳優さんによって、ひたすら台本を読み込む方や、周辺資料も深く調べる方、身一つで稽古場に入って現場でのセッションで作り上げていく方などいろいろいらっしゃるかと思いますが。

調べられることは調べ、全部の要素は手に入れておきたいと思っています。歴史があるものは可能な限りの資料に目を通したいし、実際に起きた出来事をモチーフにしていたら、その舞台となった場所に行ってその空気を吸ったり、やれることはひと通りやりたい。結果的に「今回は必要なかったね」というものもあるかもしれないけれど、直接的には使わなかったとしても、手に取ったもの、目にしたもの、聞いたこと……何ひとつ僕にとって無駄になったものはありません。ただ、10代、20代の頃はそうして考えて、どこか頭でっかちになって「こうじゃないとダメなんだ」という決めつけや、カッコつけをしていたこともありました。でも30代に入って、相手と感じあえたことで広がっていくものがこんなにあるのか、と知れる機会が増えてきています。それは自分が経験を重ねてきたからそう感じ取れるようになったというよりは、それだけありがたい出会いをたくさんさせてもらったんだと思います。演出家の方に教えてもらったり、対峙する俳優さんから心のこもった台詞や歌を受け取って、自分の感覚が広がったり。だから、役を作るにあたりたくさんの情報は調べたい、でも一方でなるべく稽古場にはナチュラルにフラットに行けたら、と思うようにもなってきています。

演じるレイという役の魅力は、現時点ではどういうところにあると捉えていますか。

レイに関して僕が興味を持っているのは、“人のために生きて、人のために死ねる”という感覚です。まさに先ほどのお話に繋がるのですが、今の僕は“自分の芝居をどうするか”ということではなく、“相手の芝居を受けて自分がどうできるか”“相手の役者さんが気持ち良く芝居するために、僕はどう返したらいいのか”というところを考えて演技をしたい、そう生きていきたいと考えています。レイの、人のために生きる、人のために戦うという生き方は、僕が目指したい生き方とマッチしていて、そんなレイを演じられることが楽しみで仕方ありません。

お話を聞いて、三浦さんのレイがいっそう楽しみになってきました!

ありがとうございます。レイの愛や義をスマートに見せたいと思っています。そういう大きなものをスマートに見せることが、石丸(さち子)さんとだったら出来ると思うので。やっぱり、死を舞台上で見せることほど難しいものはないと思うんです。生きるところを丁寧に描いても、死ぬシーンで少し冷めてしまう瞬間とか、ありませんか? 死に様を美しく飾るのではなく、精いっぱい生きた結果、死に様が美しく見えたらいいなと思います。……そうですね、レイは「美」という文字を常に意識しながら演じたいです。

そして、レイは南斗六聖拳の使い手ですので……三浦さんが感動したアクションという面で言うと、フライングもありますね!

数が多いわけではないのですが、過去にもワイヤーアクションはやったことがあります。ただ、そこに気を取られすぎて何かがおろそかになってしまう瞬間がある。もちろん事故が起きてしまってはいけませんので緊張感を持つことは大事ですし、怪我をしないようにしなければいけません。でも「いざとなったら自分の身は自分で守る」という余裕を持てるくらいにお稽古を頑張って、芝居に集中できるようにしていきたいです。

最後に改めて、本作への意気込みをお願いします。

原作ありきの作品は、原作のファンがいらっしゃいます。ファンが「絶対ここは」というポイントは失わず、あとは本当に目の前でキャラクターたちが生きているみたいだと思ってもらえたら最高だなと思います。僕らも演じる役者のエゴではなくきちんと作品に対し愛を持って演じたい。そして純粋に作品を楽しんでほしいという愛情がお客様に伝わったらいいなと思います。ぜひ観にいらしてください。

(取材・文:平野祥恵)

動画MOVIE

ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』2022 PV

2021年版舞台映像ダイジェスト

チケットTICKET

チケットセディナでは、ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』のチケットを発売しております。
ぜひこの機会にご観劇ください!

東京公演(受付終了) ☆スペシャルプライス!
S席 14,000円 → 11,300円
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