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制作発表・インタビューレポート

■『オセロー』制作発表レポート

9月に新橋演舞場にて上演される「オセロー」の制作発表記者会見が、6月15日に東京都内で行われました。
オセロー役を演じる中村芝翫、檀れい、神山智洋(ジャニーズWEST)、前田亜季、演出の井上尊晶、音楽の松任谷正隆らが登壇した。

演出:井上尊晶
蜷川幸雄さんの助手として30年仕事をともにしていて、その中で中村芝翫さんとお会いする機会もありました。蜷川が亡くなって、自分の人生が半分抜け落ちたような状態の時に今回のお話をいただきました。嬉しい反面、どうしようかという気持ちもありましたが、蜷川が生前「これを持っておけ」と、有名な演出家のスタニスラフスキーが『オセロー』の演出プランについて書いた雑誌の記事のコピーをくれていたんです。それを探してみたら押し入れから出てきて、これも何かの運命かなと。(蜷川に)背中を押された気がして、引き受ける決意が出来ました。記事のコピーに演出プランのすべてがあるわけではないですが、蜷川もやったことのない演舞場という新たな場所で立ち向かおうかと思います。伝統ある演舞場で『オセロー』をいかに正しく継承し、なおかつ現代に復活させるかというのが今回の一番のテーマになっています。そんな中でこのキャスティングになったことは非常に頼もしく、楽しみです。できればワイヤレスマイクを使わず、空間に、世界に向かって声高らかに言葉を響かせてほしいなと思います。スタッフに関しては蜷川組のメンバーなのでお任せしようと思っています。松任谷さんは以前、蜷川が手掛けた音楽劇でもやっていただいた経緯があり、演舞場にも違う風を吹かせてくれるかなと思い、非常に心強く思っております。大衆に愛される「オセロー」を作りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

オセロー制作_井上

音楽:松任谷正隆
以前、音楽劇「青い種子は太陽のなかにある」で井上尊晶さんとはご一緒させていただきました。その時は蜷川さんに対して緊張していたので、秋元康さんに相談したら「蜷川さんは大丈夫。でもその下にいる井上尊晶が曲者だ!」と言われたんです。その言葉通り、蜷川さんは何でもOKを出してくださいましたが、尊晶さんとは随分ぶつかりました。結果、最終的には“天敵”と呼ぶようになり、今回その天敵から連絡がきたので「僕は音楽が下手なので準備を早くしたい」とまず伝えました。そしたら、あり得ないそうなんですが、3月という早い時期に読み合わせをしてくださって、その時の音源を全部書き起こし、それを元に曲を作りました。これまでに30曲作り、その内29曲は僕の中でボツにしています。「オセロー」はバロックと言っていいほど、超クラシックだと感じているので、どう解釈していくかが課題です。これから急ピッチで仕上げていきます。皆さんに満足していただけるものを作りたいと思います。

オセロー制作_松任谷

中村芝翫
「芝翫」を襲名して初めての歌舞伎以外の舞台になります。去年この話をいただいて、「オセロー」と伺って驚きました。まさかこの年齢になってやらせていただけるとは夢にも思っていませんでした。数年前に妻(三田寛子)から『シェイクスピアはやりたくないの?』と言われた時に、僕が演じていいのかな…と思いました。シェイクスピアの作品はそれくらい遠い存在でしたが、今回お声を掛けていただいたことありがたいなと思いました。今回はからずも壇れいさんとご一緒することになって、こんな綺麗な方と夫婦役を出来るなんて幸せ者で光栄です。残念ながら翼君はご病気ですけども、早く治ってほしい、また一緒に芝居をしたいと強く思います。そういった中で、友人の生田斗真くんからも太鼓判で『神山は大丈夫です』とご連絡をいただきましたので、神山くんならではのイアーゴーが作っていけると思います。そして演出の尊晶さん、稽古では絞られそうですが、絞られるというよりもいい作品、いい山の頂上に向かって登山口を探して皆で頂上を目指すという感じです。精一杯務めさせていただきますので、よろしくお願いします。

オセロー制作sikan

檀れい
皆さまの話を聞いていると、この作品に携わることがどんどん怖くなってきました。私にとってシェイクスピア作品は初めてで、何もかも初めてづくしのオセローになります。挑戦する楽しみもありましたが、今はそれ以上に怖さの方が勝っています。でもその怖い気持ちをとっぱらって、尊晶さんの演出のもと、芝翫さんについていきたいです。8月・9月は芝翫さん一筋で走って参りたいと思います。

神山智洋(ジャニーズWEST)
まさか僕がシェイクスピアをやるとは、と驚きましたが、いずれ挑戦したいお芝居ではあったので出演が決まったときはやった!と喜びました。でも台本を見たらとんでもない台詞量で(笑)。本読みを何度かしましたが、すでに尊晶さんにしごかれております。不安な気持ちもありますが、翼くんから「よろしくお願いします」と言葉をいただいたので、翼くんの想いも背負ってしっかりと自分なりのイアーゴーを演じたいと思います。尊晶さんからも言われましたが「オセロー」の世界観をひっかきまわし、ぶっ壊していきたいです。

前田亜季
私もシェイクスピア作品は初めてで、そして新橋演舞場という大きな舞台に立つのも初めてです。今はまだどうなるか想像できていませんが、皆さんと一緒に新しい「オセロー」を作って、楽しく参加出来たらと思っています。

(芝翫さんと壇さんへ)「オセロー」はどんなところが現代の人たちに訴えかけていると思うか、また役作りのプランなどがあればお教えください。

中村芝翫
シェイクスピア作品は詳しい訳ではないですが、最初の読み合わせの時に同じ所を何度も読みこんで刷り込むように意味を読み込んでいきました。歌舞伎に似ているところは、心で感じて肉体を通して発する言葉が多いような気がしています。オセローの言葉が架空のものではなく、僕の肉体から発するような言葉になるように尊晶さんと話し合って作っていかなければいけないなと思っております。

壇れい
読み合わせをしている現段階では、完璧な人間はいなくて、ちょっとしたかけ違いからいろんな悲劇が起こっていって、人間の愚かな部分や繊細な部分が「オセロー」の面白い部分な気がしました。演技プランですが今はないです。稽古を通して、役と役のぶつかり合いの中で生まれてくることもあると思うので、尊晶さんのもとで新しい「オセロー」が出来ればと思っています。

(芝翫さんへ)襲名後はじめての歌舞伎以外の作品になりますが、今までと違うところや心がけていることはありますか

中村芝翫
「芝翫」というのは個人の名前ではなく8代目として預かっているものになるので、会社の社長に就任したようなものです。8代目として業績を上げなくてはいけないという気持ちもあります。「オセロー」に関しては、やれるようになったんだな、やってもいいんだな、という自覚があります。今まで手掛けなかったものもやらせていただくようになって、芝翫としての新しいページをめくるということでも、この「オセロー」は憧れでもあり重圧で押しつぶされそうでもあります。大変な仕事をやらせていただくことに重圧感だけでなく、ワクワク感もあります。

(松任谷正隆さんへ)先ほどイアーゴーの曲だけ出来たと仰ってましたが、なぜでしょうか。そして、どんな曲でしょうか。

松任谷正隆
尊晶さんがそこのシーンはイメージがあると、詳しく教えていただいた経緯があります。どんな音楽かは説明しづらくて、まだ聞いていただいていないのでボツになるかもしれないです。
ずっとオセローのテーマを考えているんですが、読み合わせしていただいてよかったと思っているんですけど、台詞だけ読むとクラシックすぎて僕には入ってこなかったんです。若い子たちが観て面白いって思うだろうかと思ったんです。でも歌舞伎の芝翫さんが読んだのを聞いた時に、これだったら…と思って29も作ってしまったんです。クラシックの新しい返し、みたいなものがテーマになっています。

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